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コーヒーのスコアリングシステム:味を数値で理解する
はじめに:コーヒーの味を言葉で伝える難しさ
こんにちは!コーヒーの世界へようこそ。ここでは、コーヒーの奥深さを、初心者さんにも分かりやすく解説していきますね。
コーヒーを飲んで「美味しい!」と感じることはあっても、「具体的にどこがどう美味しいんだろう?」と考えると、言葉に詰まってしまうことはありませんか?
コーヒーの味は、とても繊細で複雑。それを言葉だけで正確に伝えるのは、なかなか難しいものです。そこで登場するのが、「スコアリングシステム」なんです。
スコアリングシステムを使えば、コーヒーの味を数値化して、客観的に評価することができます。まるで、コーヒーの味を「見える化」するようなものですね。
今回は、そんなスコアリングシステムの基本を、分かりやすく解説していきます。難しそうに聞こえるかもしれませんが、大丈夫!一つずつ丁寧に見ていきましょう。
スコアリングシステムとは?
スコアリングシステムとは、専門の評価者が、コーヒーの様々な要素を評価し、点数をつける方法のことです。それぞれの要素を数値化することで、誰でも客観的にコーヒーの品質を理解することができます。
代表的なスコアリングシステムとしては、
- SCAA(Specialty Coffee Association of America)方式
- WBC(World Barista Championship)方式
などがあります。SCAA方式は、スペシャルティコーヒーの品質を評価するための基準として広く使われています。WBC方式は、バリスタチャンピオンシップで使われる評価基準で、より競技的な要素が含まれています。
ここでは、SCAA方式をベースに、スコアリングシステムの基本的な考え方を解説していきます。
SCAA方式:100点満点で評価する
SCAA方式では、コーヒーの品質を100点満点で評価します。80点以上であれば、スペシャルティコーヒーとして認められる、という基準があります。
評価項目は、大きく分けて「フレーバー」「アフターテイスト」「酸味」「ボディ」「バランス」「甘さ」「クリーンカップ」「カップクオリティ」「欠点」の9つ。それぞれに点数が割り振られており、合計点が最終的なスコアとなります。
評価項目を詳しく見てみよう
それでは、それぞれの評価項目について、もう少し詳しく見ていきましょう。
フレーバー(Flavor)
フレーバーとは、口に含んだ時に感じる、コーヒー全体の風味のことです。コーヒー豆の種類や焙煎度合い、抽出方法によって、様々なフレーバーが生まれます。
例えば、
- フルーティーなフレーバー
- フローラルなフレーバー
- ナッツのようなフレーバー
- チョコレートのようなフレーバー
- スパイスのようなフレーバー
など、表現は様々です。評価者は、これらのフレーバーを繊細に感じ取り、その複雑さや鮮やかさを評価します。
アフターテイスト(Aftertaste)
アフターテイストとは、コーヒーを飲み込んだ後に口の中に残る風味のことです。良いアフターテイストは、長く心地よく続くことが重要です。
例えば、
- 甘いアフターテイスト
- 香ばしいアフターテイスト
- すっきりとしたアフターテイスト
などがあります。不快なアフターテイストは、コーヒーの評価を下げる要因となります。
酸味(Acidity)
酸味は、コーヒーの味わいを左右する重要な要素の一つです。ただし、酸っぱいという意味ではなく、爽やかさや明るさ、複雑さを表現する言葉として使われます。
例えば、
- シトリック(柑橘類)のような酸味
- アップル(リンゴ)のような酸味
- ワインのような酸味
などがあります。質の高い酸味は、コーヒーの味わいを豊かにし、複雑さを与えます。逆に、酸味が強すぎたり、不快な酸味がある場合は、評価を下げる要因となります。
ボディ(Body)
ボディとは、コーヒーを口に含んだ時の、舌触りや重さのことです。軽いものから重いものまで、様々なボディがあります。
例えば、
- ライトボディ(軽い)
- ミディアムボディ(中程度)
- フルボディ(重い)
などがあります。ボディは、コーヒーのフレーバーや酸味とのバランスが重要です。ボディがしっかりしているコーヒーは、飲みごたえがあり、満足感を与えます。
バランス(Balance)
バランスとは、コーヒー全体の調和のことです。フレーバー、酸味、ボディなどが、互いにどのように調和しているかを評価します。
例えば、
- すべての要素がバランス良く調和している
- 特定の要素が突出している
- 要素同士がぶつかり合っている
などがあります。バランスが良いコーヒーは、全体的にまとまりがあり、心地よい味わいとなります。
甘さ(Sweetness)
甘さとは、コーヒーに含まれる糖分の量ではなく、口に含んだ時に感じる、心地よい甘みのことです。コーヒーの甘さは、フレーバーや酸味と深く関係しています。
例えば、
- 蜂蜜のような甘さ
- キャラメルのような甘さ
- メープルのような甘さ
などがあります。甘さがしっかりと感じられるコーヒーは、味わいが豊かで、満足感を与えます。
クリーンカップ(Clean Cup)
クリーンカップとは、コーヒーを口に含んだ時に、雑味や異味がなく、クリアな味わいであるかどうかを評価します。クリーンカップであることは、高品質なコーヒーの必須条件です。
例えば、
- 雑味がなく、クリアな味わい
- 不快な異味がある
などがあります。クリーンカップなコーヒーは、その豆本来のフレーバーをストレートに楽しむことができます。
カップクオリティ(Cup Quality)
カップクオリティとは、コーヒー全体の品質のことです。フレーバー、アフターテイスト、酸味、ボディ、バランス、甘さ、クリーンカップなど、すべての要素を総合的に評価します。
例えば、
- 非常に高品質で、素晴らしい味わい
- 平均的な品質
- 品質が低い
などがあります。カップクオリティが高いコーヒーは、特別な体験を与えてくれます。
欠点(Defects)
欠点とは、コーヒーの品質を損なう要因のことです。欠点豆の混入や、焙煎不良、抽出ミスなどによって、欠点が生じることがあります。
例えば、
- カビ臭い
- 焦げ臭い
- 土臭い
などがあります。欠点が多いコーヒーは、評価を大きく下げてしまいます。
スコアリングシステムを活用してみよう
スコアリングシステムは、コーヒーの味を客観的に評価するためのツールですが、それだけでなく、自分の好みを深く理解するためにも役立ちます。
例えば、
- 酸味の強いコーヒーが好き
- フルボディのコーヒーが好き
- チョコレートのようなフレーバーが好き
など、自分がどんなコーヒーを美味しいと感じるのかを知ることで、コーヒー選びがもっと楽しくなります。
また、スコアリングシステムを参考に、様々なコーヒーを試してみることで、自分の味覚を鍛えることもできます。色々なコーヒーを飲み比べて、それぞれのフレーバーや酸味、ボディなどを意識することで、より繊細な味わいを感じ取れるようになるでしょう。
まとめ:スコアリングシステムでコーヒーの世界を広げよう
今回は、コーヒーのスコアリングシステムの基本について解説しました。
少し難しく感じたかもしれませんが、要するに、
- コーヒーの味を数値化して、客観的に評価する方法
- フレーバー、酸味、ボディなど、様々な要素を評価する
- 自分の好みを理解し、味覚を鍛えるのに役立つ
ということです。
スコアリングシステムを理解することで、コーヒーの世界がさらに広がり、より深く楽しめるようになるはずです。ぜひ、色々なコーヒーを試して、自分の好みのコーヒーを見つけてみてくださいね!

