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TDS測定とは?コーヒーの濃度を数値で知る方法
こんにちは!コーヒーの世界へようこそ。今回は、ちょっとだけレベルアップして、TDS測定について学んでいきましょう。TDS測定とは、コーヒーの抽出液に含まれる成分の濃度を数値で知るための方法です。「なんだか難しそう…」と思うかもしれませんが、大丈夫!一つずつ丁寧に解説していきますね。
TDSって何の略?
TDSは、Total Dissolved Solidsの略で、日本語では「総溶解固形物」と訳されます。なんだか仰々しいですが、要するに「水に溶けている物質の総量」のことです。コーヒーの場合は、コーヒー豆から抽出された成分(コーヒーオイル、酸味、苦味など)がどれだけ溶け出しているかを測るということになります。
なぜTDSを測る必要があるの?
「わざわざ濃度を測る必要があるの?」と思うかもしれませんね。TDSを測ることで、次のようなメリットがあります。
- コーヒーの再現性が高まる: いつも同じ味のコーヒーを淹れるためには、抽出の度合いを一定に保つ必要があります。TDSを測ることで、抽出が適切かどうかを客観的に判断できます。
- 自分の好みに合ったコーヒーを見つけやすくなる: TDSの数値と味の感じ方を記録していくことで、自分にとって最適な濃度が分かってきます。
- 抽出技術の向上につながる: TDSの数値を見ながら抽出方法を調整することで、より理想的なコーヒーに近づけることができます。
つまり、TDS測定は、コーヒーをより深く理解し、より美味しく淹れるための強力なツールとなるんです。
TDS測定に必要なもの
TDSを測るためには、専用の測定器が必要です。主に以下の2種類があります。
- TDSメーター: 抽出液に直接浸して測定するタイプ。手軽に使えるものが多く、初心者にもおすすめです。価格は数千円程度から。
- 屈折計(糖度計): 抽出液を数滴垂らして光の屈折率を測定するタイプ。より正確な数値を測ることができます。価格はTDSメーターよりも高め。
まずはTDSメーターから試してみるのがおすすめです。Amazonや楽天などのオンラインショップで手軽に購入できます。
TDSメーターの使い方
TDSメーターの使い方はとても簡単です。ここでは、一般的なTDSメーターの使い方を説明します。
- 電源を入れる: 電源ボタンを押して、TDSメーターを起動します。
- 校正する: TDSメーターは、定期的に校正する必要があります。付属の校正液を使って、指示通りに校正してください。
- 抽出液を準備する: 抽出したコーヒーを少し冷まして(60℃程度)、測定カップに入れます。
- TDSメーターを浸す: TDSメーターの先端を抽出液に浸します。気泡が入らないように注意してください。
- 数値を読み取る: 数秒待つと、数値が安定します。表示された数値を読み取ります。
- 洗浄する: 使用後は、TDSメーターの先端を水で洗い、乾かしてください。
TDSメーターの種類によっては、使い方が異なる場合があります。必ず取扱説明書をよく読んでから使用してください。
TDSの数値の目安
TDSの数値は、コーヒーの種類や抽出方法によって異なりますが、一般的には以下の範囲が目安となります。
- 浅煎りのコーヒー: TDS 1.20%~1.40%
- 中煎りのコーヒー: TDS 1.30%~1.55%
- 深煎りのコーヒー: TDS 1.40%~1.65%
- エスプレッソ: TDS 8.0%~12.0%
これはあくまで目安であり、個人の好みによって最適な数値は異なります。いろいろなコーヒーを淹れて、自分の好みに合ったTDSの数値を見つけてみましょう。
例えば、あなたが中煎りのコーヒーを淹れたとしましょう。TDSメーターで測定した結果、1.25%という数値が出たとします。これは、少し薄めのコーヒーである可能性があります。もう少し濃い味が好みであれば、次の抽出では、粉の量を増やすか、抽出時間を長くするなどして、TDSの数値を上げることを試してみましょう。
抽出率(Extraction Yield)って何?
TDSと合わせて覚えておきたいのが、抽出率(Extraction Yield)です。抽出率とは、コーヒー豆に含まれる成分のうち、実際に抽出された成分の割合を示す数値です。抽出率を計算することで、コーヒー豆のポテンシャルを最大限に引き出せているかどうかを知ることができます。
抽出率の計算式は以下の通りです。
抽出率(%)= (抽出液の重量 × TDS) ÷ コーヒー豆の量 × 100
例えば、15gのコーヒー豆を使って、250gのコーヒーを淹れたとします。TDSメーターで測定した結果、TDSが1.40%だった場合、抽出率は以下のようになります。
抽出率 = (250g × 1.40%) ÷ 15g × 100 = 23.3%
抽出率の目安
抽出率の目安は、一般的に18%~22%程度と言われています。この範囲であれば、コーヒー豆の風味をバランス良く引き出すことができると考えられています。
- 抽出率が低い場合(18%未満): 酸味が強く、未熟な味わいになる傾向があります。
- 抽出率が高い場合(22%超): 苦味が強く、雑味が出やすい傾向があります。
上記の例では、抽出率が23.3%なので、少し高めです。苦味や雑味が気になる場合は、抽出時間を短くしたり、挽き目を粗くするなどして、抽出率を下げることを試してみましょう。
TDS測定の注意点
TDS測定を行う際には、いくつかの注意点があります。
- 測定器の校正: TDSメーターや屈折計は、定期的に校正する必要があります。校正を怠ると、正確な数値を測ることができません。
- 抽出液の温度: 抽出液の温度によって、TDSの数値が変動する場合があります。測定する際は、抽出液をある程度冷ましてから(60℃程度)、一定の温度で測定するようにしましょう。
- 気泡の混入: 抽出液に気泡が混入すると、正確な数値を測ることができません。TDSメーターを浸す際は、気泡が入らないように注意してください。
- 抽出方法の統一: 同じコーヒー豆でも、抽出方法によってTDSの数値は大きく変わります。TDSの変化を比較するためには、抽出方法をできるだけ統一するようにしましょう。
TDS測定を活用して、コーヒーの世界を広げよう!
TDS測定は、少しハードルが高いかもしれませんが、コーヒーの知識を深め、自分の好みの味を見つけるための強力な武器になります。最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくれば、コーヒーを淹れるのがもっと楽しくなるはずです。
今回紹介した内容を参考に、ぜひTDS測定に挑戦してみてください。そして、自分だけの美味しいコーヒーを見つけて、豊かなコーヒーライフを楽しんでくださいね!

