マイナー品種解説

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マイナー品種解説

1. 全体像と押さえどころ

コーヒー豆の世界は、アラビカ種を筆頭に、数多くの品種が存在します。一般的に流通しているブラジル産アラビカやコロンビア産アラビカなどはメジャー品種ですが、それ以外にも、独特の風味や香りを持ち、愛好家から熱狂的な支持を集めるマイナー品種が数多く存在します。本稿では、その中でも特に注目すべきジャバ、SL34、パカマラといった品種について、その特徴や淹れ方、選び方などを解説していきます。

結論から言うと、これらのマイナー品種は、メジャー品種にはない個性的な風味や香りを持ち、コーヒー体験を豊かにするものですが、入手難易度や価格が高めであるケースが多いです。 理由は、栽培に適した気候や土壌条件が限られること、生産量が少ないことなどが挙げられます。そのため、入手する際には、信頼できる専門店を選ぶことが重要です。

この章では、中級者の方でも意外と知らないマイナー品種の奥深さについて、栽培方法や風味プロファイルといった観点から解説します。特に、それぞれの品種が持つ独特の個性や、それらがどのようにカップに反映されるのかを理解することが重要です。 例えば、ジャバは独特のスパイシーさを持ちますが、そのスパイシーさの強弱は焙煎度合いや抽出方法によって大きく変わります。また、SL34は、その複雑な風味プロファイルから、高度な焙煎技術と抽出技術が必要とされるため、上級者向けの品種とも言えます。

この章を読み終える頃には、マイナー品種の選定から焙煎、抽出に至るまで、より深い理解が得られ、これまで以上に豊かなコーヒー体験を味わえるようになっているはずです。特に、それぞれの品種の個性を活かすための適切な焙煎度合いや抽出方法の選択、そして豆の鮮度を保つための保管方法について、しっかりと押さえておきましょう。

2. 手順・数値・コツ

ここでは、ジャバ、SL34、パカマラそれぞれの品種の特徴を踏まえた、最適な淹れ方について解説します。 あくまで一つの提案であり、好みに合わせて調整することが重要です。

2-1. ジャバ

ジャバはインドネシアのジャワ島原産で、独特のスパイシーさとボディの強さが特徴です。

項目 目安 備考
豆の量 15g コーヒーカップ1杯分(約150ml)
水温 90℃ 沸騰直後少し冷ます
挽き目 中粗挽き ペーパードリップの場合
抽出時間 3分 目安、豆の状態や抽出方法で調整

ジャバは、深煎りでそのスパイシーさを際立たせることができますが、苦味も強くなるため、好みに合わせて焙煎度を調整しましょう。また、フレンチプレスなど、フルボディのコーヒーに適した抽出方法を選ぶのもおすすめです。

2-2. SL34

SL34は、スリランカ原産の品種で、複雑で繊細な風味を持つことで知られています。柑橘系の酸味とフローラルな香りが特徴です。

項目 目安 備考
豆の量 15g コーヒーカップ1杯分(約150ml)
水温 93℃ 高めの温度で抽出
挽き目 中細挽き ハンドドリップに適している
抽出時間 2分30秒~3分 繊細な風味を抽出するため、時間を調整する必要がある。

SL34は、繊細な風味を損なわないよう、細心の注意を払って抽出する必要があります。ハンドドリップがおすすめです。焙煎度合いは、中煎りがその複雑な風味を最大限に引き出します。

2-3. パカマラ

パカマラは、エルサルバドル原産の品種で、甘くフルーティーな香りが特徴です。

項目 目安 備考
豆の量 15g コーヒーカップ1杯分(約150ml)
水温 92℃ やや高めの温度で抽出
挽き目 中細挽き ハンドドリップまたはエアロプレスに適している
抽出時間 2分~2分30秒 短時間で抽出することで、フルーティーな香りを際立たせる

パカマラは、そのフルーティーな香りを最大限に引き出すために、浅煎り~中煎りで抽出するのがおすすめです。また、抽出時間を短めに設定することで、より鮮やかな酸味と甘味を楽しむことができます。

2-4 失敗例と対処法

* 抽出時間が長い:→原因:挽き目が細すぎる、水温が高い、抽出時間が長い。対処法:挽き目を粗くする、水温を下げる、抽出時間を短くする。
* 苦味が強い:→原因:焙煎度が深すぎる、抽出時間が長い。対処法:焙煎度を浅くする、抽出時間を短くする。
* 酸味が薄い:→原因:焙煎度が深すぎる、抽出温度が低い。対処法:焙煎度を浅くする、抽出温度を上げる。

3. よくある疑問

Q1. マイナー品種のコーヒー豆はどこで購入できますか?

A1. 専門性の高いコーヒー豆を取り扱うオンラインショップや、こだわりのコーヒー豆を扱うカフェ、専門店などで購入できます。 近隣にそういったお店がない場合は、信頼できるオンラインショップを利用し、レビューなどを参考に選んでみましょう。

Q2. マイナー品種のコーヒー豆は、保存方法に特別な注意が必要ですか?

A2. はい、特に鮮度に敏感です。焙煎後の豆は、空気に触れないよう密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存することをお勧めします。 冷凍保存も有効な手段です。

Q3. マイナー品種のコーヒー豆を自宅で楽しむための、おすすめの道具はありますか?

A3. ハンドドリップに必要なドリッパー、サーバー、ケトルの他、エアロプレスやフレンチプレスなどもおすすめです。それぞれの抽出方法によって、コーヒー豆の持つ風味を最大限に引き出すことができます。また、正確な温度管理をするために、温度計も用意しておくと良いでしょう。

カテゴリー:コーヒー辞典