カッピングボウル

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カッピングボウル

1. 全体像と押さえどころ

カッピングボウルは、コーヒーの風味を評価するカッピングにおいて必須の道具です。150ml前後の容量で、丸底のデザインが一般的です。一見シンプルですが、その形状や素材はカッピングの精度に大きく影響します。本記事では、中級者の方向けに、カッピングボウルの選び方から使い方、そしてよくある疑問まで詳しく解説します。本記事を読み終える頃には、あなたもカッピングのプロフェッショナルに一歩近づくことができるでしょう。

まず結論から述べると、カッピングボウルを選ぶ際には、容量、素材、デザインの3点を重視するべきです。 容量は150ml前後が一般的で、これより小さいとコーヒーの量や評価に必要な空間が不足し、大きすぎると香りが拡散しやすくなってしまいます。素材は、耐久性と洗浄のしやすさを考慮すると、陶器や磁器がおすすめです。そしてデザインは、丸底の形状が香りの立ち上がりを良くし、コーヒーの評価を容易にするため最適です。

なぜこれらの点が重要なのか?
それは、カッピングボウルがコーヒーの香りと風味を最大限に引き出すための重要な役割を担っているからです。容量が小さすぎると、コーヒーを十分に攪拌できず、香りの抽出が不十分になります。逆に大きすぎると、香りの拡散が早まり、繊細な香りの違いを捉えることが難しくなります。素材については、陶器や磁器は熱伝導率が低いため、コーヒーの温度を一定に保ちやすく、評価に集中できます。また、金属製は熱伝導率が高く、温度変化の影響を受けやすいというデメリットがあります。そして、丸底デザインはコーヒーの香りが均一に広がりやすく、より正確な評価を可能にします。

中級者の方にとってのつまずきポイントは、微妙な香りの違いを捉えることです。そのためには、カッピングボウルの素材や形状がコーヒーの香りの立ち上がりや拡散に与える影響を理解することが重要になります。また、適切な温度管理や抽出方法も、正確な評価には不可欠です。これらを踏まえ、本記事ではより深く掘り下げて解説していきます。

2. 手順・数値・コツ

カッピングボウルを使ったカッピング手順を、具体的な数値と共に解説します。

2-1. 準備

* カッピングボウル:150ml前後、丸底の陶器製が推奨
* 計量スプーン:正確なコーヒー豆の計量に必要
* タイマー:抽出時間を正確に計るために必須
* コーヒー豆:お好みの豆を中挽きで準備(豆の種類によって挽き目を調整してください)
* 熱湯:約90℃(豆の種類によって最適な温度は異なる場合があります)
* スプーン:コーヒーを攪拌したり、味わう際に使用

2-2. 抽出

項目 数値/目安 詳細/コツ
コーヒー豆の量 12g 豆の種類や好みに応じて調整。通常は150mlの水に対して12gが目安
湯量 150ml ボウルの容量に合わせて調整。満杯にしないように注意
水温 90℃前後 豆の種類や好みに応じて調整。高すぎると苦味が増し、低すぎると酸味が強くなる傾向があります
抽出時間 4分 抽出時間によってコーヒーの風味は大きく変化します。タイマーを使って正確に計りましょう。
挽き目 中挽き 豆の種類によって最適な挽き目は異なります。粗挽きだと抽出が不十分になり、細挽きだとえぐみが出やすくなります。

2-3. カッピング

1. 熱湯をカッピングボウルに注ぎ、ボウルの温めをします。(予熱)
2. 熱湯を捨て、コーヒー豆を投入します。
3. 計量した熱湯をゆっくりと注ぎ、コーヒーを抽出します。
4. 抽出後、スプーンでコーヒーの表面の油分を取り除きます(ブロッキング)。
5. 約4分間蒸らした後、スプーンでコーヒーを攪拌します。
6. コーヒーの香りを楽しみ、その後、一口飲んで風味を評価します。
7. 必要に応じて、温度が下がる前に評価を繰り返します。

2-4. 失敗例と対処法

  • 抽出時間が短すぎる: コーヒーが薄く、酸味が強くなる傾向があります。抽出時間を長く調整するか、挽き目を調整しましょう。
  • 水温が高すぎる: 苦味が強く、雑味が出やすくなります。水温を下げて抽出してみましょう。
  • 挽き目が粗すぎる: 抽出が不十分で、コーヒーが薄く、酸味が強くなります。挽き目を細かく調整しましょう。
  • 豆の鮮度が悪い: 香りや風味が弱くなっています。新鮮な豆を使用しましょう。
  • ボウルの材質が悪い: 金属製だと温度が変化しやすいため、陶器製に交換することをお勧めします。

3. よくある疑問

Q1. カッピングボウルはどんな素材がおすすめですか?

A1. 陶器や磁器がおすすめです。熱伝導率が低く、コーヒーの温度を一定に保ちやすく、香りの変化を捉えやすいからです。金属製は熱伝導率が高いため、温度変化の影響を受けやすく、正確な評価が難しくなります。家庭で代用する場合は、厚手の磁器製の器などでも代用可能です。ただし、極端に薄い器や、金属製の器は避けた方が良いでしょう。

Q2. カッピングボウルのサイズはどれくらいが適切ですか?

A2. 一般的には150ml前後の容量が適切です。これより小さいとコーヒーの量や評価に必要な空間が不足し、大きすぎると香りが拡散しやすくなってしまいます。重要なのは、コーヒーの量と香りのバランスです。家庭で代用する場合も、この容量を目安に選ぶと良いでしょう。

Q3. カッピングで重要なのは何ですか?

A3. カッピングでは、香り、酸味、甘味、苦味、コク、アフターテイストなどの要素を総合的に評価することが重要です。それぞれの要素を個別に評価し、全体のバランスを考慮することで、コーヒーの品質を正確に判断できます。 また、五感をフル活用し、じっくりと時間をかけて味わうことが大切です。

カテゴリー:抽出器具・道具