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ボディ感の正体
1. 全体像と押さえどころ
コーヒーのボディ感とは、口にした際に感じる厚みや粘性、重厚感のことです。 一口含んだ時の、舌触りの豊かさ、そしてそれが持続する時間の長さが、ボディ感の強さを決定します。薄くて軽いボディのコーヒーもあれば、濃厚で重厚なボディのコーヒーもあります。この違いはどこから生まれるのでしょうか?結論から言うと、それはコーヒー豆の粒子と油分の量、そして抽出方法の3つが大きく関わっています。
コーヒー豆は、焙煎度合いや豆の種類によって、含まれる油分量や粒子の大きさ、密度が異なります。深く焙煎された豆は、一般的に油分が多く、ボディ感も強く感じられます。一方、浅煎りの豆は油分が少なく、軽やかなボディ感となります。また、豆の種類によっても、同じ焙煎度でも油分量や粒子の大きさが異なるため、ボディ感に影響を与えます。例えば、アラビカ種はロブスタ種と比べて一般的に油分が少なく、ボディ感が軽い傾向があります。
しかし、豆自体の特徴だけではありません。抽出方法もボディ感に大きな影響を与えます。 例えば、フレンチプレスのように豆を長時間お湯に浸ける抽出方法では、油分や微細な粒子が抽出液に溶け込みやすく、ボディ感が強いコーヒーになります。一方、ドリップ式のように、お湯を短時間で注ぐ方法は、油分や微細な粒子の抽出が少なくなり、ボディ感が軽くなる傾向があります。挽き方も重要で、粗挽きだと油分の抽出が少なくなり、細挽きだと多くなります。
中級者の皆さんにとって、つまずきやすいポイントは、これらの要素の相互作用を理解することです。単に「深煎りだからボディが強い」というだけでなく、深煎りの豆でも、抽出方法によってはボディ感が弱くなる可能性があることを理解しておきましょう。 ボディ感をコントロールするには、豆の種類、焙煎度、挽き方、抽出方法、そして水の温度や注ぎ方など、複数の要素を総合的に考慮する必要があるのです。
2. 手順・数値・コツ
それでは、ボディ感の強いコーヒーを淹れるための具体的な手順、数値、そしてコツを見ていきましょう。以下の表は、一つの例です。豆の種類や焙煎度によって、最適な数値は変化します。
| 項目 | 目安 | 補足説明 |
|---|---|---|
| 豆の種類 | 深煎りアラビカ豆(例:マンデリン) | 油分が多く、ボディ感が出やすい品種を選択 |
| 焙煎度 | シティロースト~フレンチロースト | 深煎りほど油分が多く、ボディ感が強くなります |
| 挽き目 | 中細挽き | 細かすぎると詰まりやすく、抽出が不均一になります |
| 豆の量 | 20g (コーヒー豆) | 抽出する水の量との比率を調整(1:15~1:18) |
| 水温 | 93℃ | 温度が高すぎると苦味が増し、低すぎると雑味が出ます |
| 抽出時間 | 2分30秒~3分 | 抽出時間は豆の挽き目、粉の量などによって調整 |
| 抽出方法 | ハンドドリップ、フレンチプレスなど | フレンチプレスは油分が抽出されやすくボディ感が強い傾向 |
失敗例とその原因、そして対処法を以下に示します。
* 失敗例1:ボディ感が薄い
* 原因:浅煎りの豆を使用、挽き目が粗すぎる、抽出時間が短い、水温が低い、抽出方法が不適切
* 対処法:深煎りの豆を使用する、挽き目を細かくする、抽出時間を長くする、水温を上げる、フレンチプレスなど油分を抽出しやすい方法を試す。
* 失敗例2:ボディ感が重すぎる、苦すぎる
* 原因:挽き目が細すぎる、抽出時間が長い、水温が高すぎる、豆の量が多い
* 対処法:挽き目を粗くする、抽出時間を短くする、水温を下げる、豆の量を減らす。
* 失敗例3:雑味が出る
* 原因:豆が古すぎる、適切な抽出方法でない、水質が悪い
* 対処法:新鮮な豆を使用する、抽出方法を見直す、フィルターを交換する、精製水を使用する。
コツとしては、抽出する水の量とコーヒー豆の量の比率を適切に調整することです。一般的には、コーヒー豆1gに対して15~18gの水を使用するのが目安です。この比率を調整することで、コーヒーの濃度やボディ感をコントロールすることができます。また、お湯の注ぎ方にも注意が必要です。ゆっくりと円を描くように注ぐことで、粉全体にお湯が行き渡り、均一な抽出が期待できます。
3. よくある疑問(最大3つ)
Q1. ボディ感が強いコーヒーを好む場合、どのような豆を選べば良いですか?
A1. 深煎りの豆、特に油分を多く含む品種(例えばマンデリン、スマトラなど)がおすすめです。ただし、焙煎度が高すぎると苦味が強くなるため、好みに合わせて調整しましょう。
Q2. 家庭で簡単にボディ感を調整するにはどうすれば良いですか?
A2. 挽き目と抽出時間を調整するのが最も簡単です。挽き目を細かくするとボディ感が強くなり、粗くすると弱くなります。抽出時間を長くするとボディ感が強くなり、短くすると弱くなります。ただし、極端に調整すると苦味や雑味が増える可能性があるため注意が必要です。
Q3. フレンチプレス以外で、ボディ感のあるコーヒーを淹れる方法ってありますか?
A3. ハンドドリップでも、中細挽きでゆっくりと丁寧に抽出することでボディ感を出すことができます。また、ネルドリップも油分を多く抽出でき、ボディ感のあるコーヒーを淹れることができます。ただし、ネルドリップは抽出に時間がかかるため、時間に余裕のある時に挑戦してみましょう。
カテゴリー:コーヒー基礎知識

