ステンレスフィルターの孔径

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ステンレスフィルターの孔径|孔の大きさで味が変わる理由【コーヒー初心者の教科書】

コーヒーの世界へようこそ!このページでは、ステンレスフィルターのちょっと奥深いお話、孔径(こうけい)について解説していきます。ステンレスフィルターを使っている人も、これから使ってみたいと思っている人も、「へぇ、孔の大きさで味が変わるんだ!」とコーヒーがもっと楽しくなるはずです。

ステンレスフィルターってどんなもの?

まずは、ステンレスフィルターについて簡単におさらいしておきましょう。

ステンレスフィルターは、その名の通りステンレス製のメッシュでできたフィルターのこと。ペーパーフィルターのように使い捨てではなく、洗って繰り返し使えるのが特徴です。金属製のフィルターなので、コーヒーオイルを吸着せず、豆本来の風味をダイレクトに楽しめるというメリットがあります。

ステンレスフィルターのメリット

  • 繰り返し使えるので経済的
  • ペーパーフィルター不要でエコ
  • コーヒーオイルが抽出されるので、豆本来の風味を楽しめる
  • ペーパーフィルター特有の紙の臭いがしない

ステンレスフィルターのデメリット

  • ペーパーフィルターに比べて微粉が出やすい
  • 使用後の手入れが必要
  • 商品によって味が大きく変わる

孔径(こうけい)って何?

さて、今回のテーマである「孔径」について説明していきます。孔径とは、フィルターの網目の穴の大きさのこと。ステンレスフィルターの場合、この孔径の大きさがコーヒーの味に大きく影響してくるんです。

孔径の単位はミクロン(μm)で表されることが一般的です。1μmは1mmの1000分の1という、とても小さな単位ですね。

この孔径の大きさが、コーヒーの抽出にどんな影響を与えるのでしょうか?

孔径で味が変わる理由

孔径の大きさが変わると、コーヒーの味に影響を与える要素は大きく分けて2つあります。

  • 微粉の通過量
  • コーヒーオイルの通過量

それぞれ詳しく見ていきましょう。

微粉の通過量と味の関係

孔径が大きいほど、コーヒーの微粉がフィルターを通過しやすくなります。この微粉がコーヒーに含まれると、舌触りがザラザラしたり、苦味が強く感じられたりすることがあります。

一方、微粉にはコーヒーの風味成分も含まれているため、ある程度の微粉はコクやボディ感を出すのに役立つとも言われています。つまり、微粉の通過量が多すぎても少なすぎても、バランスの取れた美味しいコーヒーにはならない、ということですね。

孔径が大きい → 微粉が多い → 苦味、雑味が出やすい(コクやボディ感も増す可能性あり)

孔径が小さい → 微粉が少ない → スッキリとした味わい(コクやボディ感が物足りない可能性あり)

コーヒーオイルの通過量と味の関係

ステンレスフィルターのメリットとして、コーヒーオイルを抽出できる点が挙げられます。このコーヒーオイルには、コーヒーの風味やアロマが凝縮されているため、抽出される量によって味が大きく変わります。

孔径が大きいほど、コーヒーオイルが抽出されやすくなります。コーヒーオイルが多いと、口当たりが滑らかになり、コクや甘みが感じられます。ただし、酸化しやすいという側面もあるため、抽出後すぐに飲むのがおすすめです。

孔径が大きい → コーヒーオイルが多い → コク、甘みが増す(酸化しやすい)

孔径が小さい → コーヒーオイルが少ない → スッキリとした味わい

孔径の目安と味の傾向

具体的な孔径の数値と、味の傾向をまとめました。ただし、これはあくまで目安であり、豆の種類や焙煎度、挽き方、抽出方法などによっても味は大きく変わるので、色々試してみてくださいね。

孔径:30μm以下

かなり細かいメッシュで、微粉の通過を最小限に抑えることができます。ペーパーフィルターに近い、クリアでスッキリとした味わいが特徴です。コーヒーオイルの抽出量も少ないため、あっさりとしたコーヒーが好きな方におすすめです。

味の傾向:クリア、スッキリ、あっさり

孔径:30~50μm

一般的なステンレスフィルターの孔径です。微粉とコーヒーオイルのバランスが取れており、豆本来の風味を程よく楽しめます。初心者の方にも扱いやすいでしょう。

味の傾向:バランスが良い、程よいコクとボディ

孔径:50μm以上

微粉とコーヒーオイルを多く抽出できるため、コクやボディ感のある、濃厚なコーヒーを淹れることができます。ただし、微粉による雑味が出やすいので、挽き方や抽出方法に工夫が必要です。深煎りの豆や、エスプレッソのような濃いコーヒーを淹れたい方におすすめです。

味の傾向:濃厚、コクがある、ボディが強い

ステンレスフィルターの選び方

ステンレスフィルターを選ぶ際には、孔径以外にもいくつかチェックしておきたいポイントがあります。

形状

ドリッパー一体型、円錐形、台形など、様々な形状があります。普段使っているドリッパーに合ったものを選びましょう。また、ドリッパー一体型は、手軽に使えるので初心者の方にもおすすめです。

素材

ステンレスの種類も様々です。錆びにくく耐久性の高い、SUS304(18-8ステンレス)がおすすめです。

手入れのしやすさ

ステンレスフィルターは、使用後のお手入れが必須です。できるだけ洗いやすく、分解できるものが便利です。また、食洗機対応のものを選ぶと、さらに手入れが楽になります。

ステンレスフィルターのお手入れ方法

ステンレスフィルターは、正しいお手入れをすることで長く使い続けることができます。ここでは、基本的なお手入れ方法を紹介します。

  1. 使用後すぐに、お湯でコーヒーの粉を洗い流す
  2. 中性洗剤と柔らかいスポンジで優しく洗う
  3. 水でよくすすぎ、乾燥させる
  4. 月に一度程度、重曹水に浸け置き洗いをする(油分やコーヒーの臭いを取り除く)

目詰まりが気になる場合は、歯ブラシなどで優しくこすり洗いましょう。ただし、強くこするとフィルターが傷つく可能性があるので、注意が必要です。

孔径の違いを試してみよう!

ステンレスフィルターの孔径について、理解は深まりましたでしょうか?

実際に、孔径の異なるステンレスフィルターをいくつか試してみて、自分の好みに合ったものを見つけるのが一番です。同じ豆を使って、孔径の違うフィルターで淹れ比べてみると、味の違いがより明確にわかるはずです。

最初は、30~50μmの一般的な孔径のステンレスフィルターから試してみるのがおすすめです。そこから、もっとクリアな味わいが好きなら孔径の小さいものを、もっとコクのある味わいが好きなら孔径の大きいものを試してみましょう。

まとめ

ステンレスフィルターの孔径は、コーヒーの味に大きな影響を与える要素の一つです。孔径の大きさによって、微粉の通過量やコーヒーオイルの抽出量が変わり、それが味に反映されます。

  • 孔径が小さいほど、クリアでスッキリとした味わい
  • 孔径が大きいほど、コクとボディ感のある濃厚な味わい

ぜひ、色々な孔径のステンレスフィルターを試して、自分好みのコーヒーを見つけてみてくださいね! コーヒーの世界は奥深く、探求すればするほど楽しくなります。この情報が、あなたのコーヒーライフをより豊かなものにする一助となれば幸いです。