品質と粒度の関係

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コーヒー初心者の教科書:品質と粒度の関係 ~粒が揃うと、なぜ味が変わる?~

こんにちは!コーヒーの世界へようこそ!今回は、ちょっと奥深いテーマ「品質と粒度の関係」について解説していきます。コーヒー豆を挽くときの粒の大きさ、つまり「粒度」が、コーヒーの味にどんな影響を与えるのか、一緒に見ていきましょう。

コーヒー豆の粒度ってなに?

まず、コーヒー豆の粒度とは、挽いたコーヒー豆の粒の大きさのことを指します。コーヒーを淹れる方法によって、最適な粒度は変わってきます。例えば、エスプレッソなら極細挽き、フレンチプレスなら粗挽きといった具合です。

でも、粒度が「揃っている」ってどういうことでしょうか?それは、挽いた豆の大きさが均一である状態を指します。色々な大きさの粒が混ざっている状態は、粒度が「バラバラ」と言えます。

粒度が揃うと、なぜ味が変わるの?

ここからが本題です。なぜ粒度が揃うと、コーヒーの味が変わるのでしょうか?その理由は、大きく分けて3つあります。

1. 抽出の均一性

粒度が揃っていると、お湯がコーヒー豆全体に均一に触れるようになります。これは、コーヒーの成分をムラなく抽出できることを意味します。逆に、粒度がバラバラだと、細かい粉は過剰に抽出され、粗い粉は抽出不足になるという状態が起こりやすくなります。

想像してみてください。同じ時間、同じ火力で野菜を茹でても、大きさがバラバラだと、火の通り具合が違いますよね。コーヒーも同じで、粒度が揃っていないと、部分的に苦すぎたり、酸っぱすぎたりする成分が抽出されてしまい、味が濁ってしまうのです。

2. 微粉の発生

粒度がバラバラだと、どうしても「微粉」と呼ばれる細かい粉が発生しやすくなります。この微粉は、コーヒーの液体に濁りを与え、雑味やエグみを感じさせる原因になることがあります。

微粉は、フィルターを通り抜けやすく、カップの底に溜まりやすいのも難点です。最後まで美味しく飲みたいのに、最後の一口が苦くて飲めない…なんて経験はありませんか?それは、この微粉が原因かもしれません。

3. 抵抗値の均一性

特に、エスプレッソのように圧力をかけて抽出する場合には、粒度が揃っていることが非常に重要になります。粒度が揃っていると、お湯がコーヒー粉を通過する際の抵抗値が均一になり、安定した抽出が可能になります。

もし、粒度がバラバラだと、抵抗値が高い部分と低い部分ができてしまい、抽出にムラが生じます。これは、クレマ(エスプレッソの表面にできる泡)の質や、コーヒー全体の味わいに大きな影響を与えます。

粒度を比較してみよう!写真で見る違い

実際に、粒度が違うコーヒー粉を比較してみましょう。ここでは、特別に3種類の粒度のコーヒー粉を用意しました。

1. 粗挽き(フレンチプレス向け)

粗挽きのコーヒー粉は、粒が大きく、ザラザラしています。フレンチプレスのように、長時間お湯に浸して抽出する方法に適しています。粒が大きい分、微粉が出にくく、クリアな味わいになりやすいのが特徴です。

2. 中挽き(ペーパードリップ、コーヒーメーカー向け)

中挽きのコーヒー粉は、粗挽きと細挽きの中間くらいの大きさです。ペーパードリップやコーヒーメーカーなど、比較的短時間で抽出する方法に適しています。バランスの取れた味わいになりやすいのが特徴です。

3. 細挽き(エスプレッソ向け)

細挽きのコーヒー粉は、非常に細かく、サラサラしています。エスプレッソのように、高い圧力をかけて短時間で抽出する方法に適しています。細かい分、コーヒーの成分を凝縮して抽出できるため、濃厚な味わいになります。

このように、同じコーヒー豆でも、粒度によって見た目も味わいも全く違うことが分かります。

粒度を揃えるための3つの方法

では、どうすれば粒度を揃えることができるのでしょうか?ここでは、初心者でも簡単にできる3つの方法をご紹介します。

1. 高品質なミルを選ぶ

まず、最も重要なのが、高品質なミルを選ぶことです。ミルには、大きく分けて「電動ミル」と「手動ミル」がありますが、どちらを選ぶにしても、刃の構造が重要になります。

特にオススメなのは、「コニカル式」または「臼式」と呼ばれるミルです。これらのミルは、豆を均一に挽くことができ、粒度を揃えやすいのが特徴です。一方で、プロペラ式のミルは、豆を叩き割るようにして挽くため、粒度がバラバラになりやすい傾向があります。

少し値段は張りますが、長く使うことを考えれば、高品質なミルを選ぶ価値は十分にあります。

2. 挽く前に豆を計量する

意外と見落としがちなのが、挽く前に豆を正確に計量することです。豆の量がバラバラだと、ミルの負荷が変わってしまい、粒度にムラが生じることがあります。

コーヒーを淹れる際には、毎回同じ量の豆を計量するように心がけましょう。デジタルスケールを使うと、より正確に計量できます。

3. ミルのメンテナンスをしっかり行う

ミルは、使っているうちに刃にコーヒー豆の油分が付着し、目詰まりを起こすことがあります。これが、粒度のバラつきの原因になることも。

定期的にミルの掃除を行い、清潔な状態を保つようにしましょう。メーカーによっては、専用のクリーニングブラシや洗剤が販売されています。取扱説明書をよく読んで、正しい方法でメンテナンスを行いましょう。

まとめ:粒度を意識して、コーヒーをもっと楽しもう!

今回は、コーヒー豆の粒度と品質の関係について解説しました。粒度が揃うことで、抽出の均一性、微粉の抑制、抵抗値の均一化が実現し、コーヒーの味わいが格段に向上することがお分かりいただけたかと思います。

粒度を揃えるためには、高品質なミルを選び、豆を正確に計量し、ミルのメンテナンスをしっかり行うことが大切です。

最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ意識していくことで、きっとコーヒーの世界がもっと広がるはずです。ぜひ、色々な粒度でコーヒーを淹れてみて、自分好みの味を見つけてみてくださいね!