フレーバープロファイルの作り方

この記事は約8分で読めます。

このサイトのリンクの一部はスポンサーリンク(広告)です。






フレーバープロファイルの作り方 – コーヒー初心者の教科書

フレーバープロファイルの作り方

こんにちは!コーヒーの世界へようこそ!今回は、ちょっと上級者向けのテクニック、「フレーバープロファイル」の作り方を解説します。
「フレーバープロファイル」って、なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「コーヒーの味の方向性を設計する」ことなんです。
自分の理想のコーヒーを見つけたり、もっと深くコーヒーの個性を理解したりするために、とても役立つツールになりますよ!

フレーバープロファイルとは?

フレーバープロファイルとは、コーヒーに含まれる様々な風味(甘さ、酸味、苦味、コクなど)を数値化したり、言葉で表現したりすることで、コーヒーの味の特徴を可視化するものです。
例えば、「このコーヒーは、ベリーのような酸味があって、チョコレートのような甘さがある」といったように、具体的に表現することで、他の人と味のイメージを共有したり、自分の好みを分析したりすることができます。

フレーバープロファイルを作ることで、あなたは以下のメリットを得られます。

  • 自分の好みのコーヒーを見つけやすくなる
  • コーヒーショップやオンラインストアで、好みに合ったコーヒーを選びやすくなる
  • コーヒーの味をより深く理解できるようになる
  • 他の人とコーヒーの味について語りやすくなる
  • 焙煎度合いや抽出方法を変えることで、コーヒーの味をコントロールできるようになる

フレーバープロファイルを作るための準備

フレーバープロファイルを作るために、以下のものを準備しましょう。

  • コーヒー豆:できるだけ異なる特徴を持つものを複数用意しましょう。例えば、産地や焙煎度合いが違うものを選ぶと、味の違いをより感じやすくなります。
  • コーヒーミル:豆を均一に挽くために、できるだけ良いものを用意しましょう。手挽きミルでもOKですが、電動ミルの方が安定した挽き具合になります。
  • 抽出器具:普段使っているもので構いません。ドリッパー、フレンチプレス、エアロプレスなど、お好みのものを用意しましょう。
  • お湯:コーヒーの味に影響を与えるので、できるだけ良質な水を使用しましょう。浄水器を通した水やミネラルウォーターがおすすめです。
  • カップ:テイスティング用に、同じ種類のカップを複数用意しましょう。
  • メモ帳とペン:感じた味や香りを記録するために、必ず用意しましょう。
  • フレーバーホイール:コーヒーの風味を表現するための参考ツールです。インターネットで検索してダウンロードできます。
  • テイスティングスプーン:コーヒーを口に含むためのスプーンです。スープ用のような丸いものが使いやすいです。
  • 水:口の中をリフレッシュするために、常温の水を用意しましょう。

フレーバープロファイルの作り方:ステップバイステップ

それでは、実際にフレーバープロファイルを作ってみましょう。

ステップ1:コーヒーを準備する

まず、用意したコーヒー豆をそれぞれ挽きましょう。挽き具合は、普段ドリップしている粗さに合わせると良いでしょう。
挽いた豆は、それぞれ別の容器に入れておきましょう。

ステップ2:コーヒーを抽出する

それぞれの豆を、同じ条件で抽出します。
お湯の温度、抽出時間、抽出量を一定にすることで、味の違いをより正確に判断できます。
抽出したコーヒーは、それぞれのカップに注ぎましょう。

ステップ3:テイスティング

いよいよテイスティングです!以下の手順で、コーヒーの味と香りをじっくりと評価していきましょう。

1.香り(アロマ)を嗅ぐ

まず、カップに顔を近づけて、コーヒーの香りを深く吸い込みます。
どんな香りがしますか?フローラル、フルーティー、ナッツ、チョコレート、スパイス…?
フレーバーホイールを参考に、香りを言葉で表現してみましょう。

2.風味(フレーバー)を味わう

次に、コーヒーを一口含み、舌全体に広げます。
どんな味がしますか?甘さ、酸味、苦味、コク…?
それぞれの強さはどのくらいでしょうか?
フレーバーホイールを参考に、味を言葉で表現してみましょう。

3.後味(アフターテイスト)を感じる

コーヒーを飲み込んだ後、口の中に残る風味を感じます。
どんな味が、どれくらいの時間残りますか?
心地よい後味ですか?それとも、少し不快な後味ですか?

4.ボディ(質感)を評価する

コーヒーの舌触りや口当たりを評価します。
軽い口当たりですか?それとも、重厚な口当たりですか?
サラサラした質感ですか?それとも、とろみのある質感ですか?

5.バランス(調和)を評価する

それぞれの要素(香り、風味、後味、ボディ)が、全体としてどのように調和しているかを評価します。
バランスが取れているコーヒーですか?それとも、何か突出した要素があるコーヒーですか?

ステップ4:記録する

テイスティングで感じたこと、評価したことを、メモ帳に記録しましょう。
フレーバーホイールを使うと、より具体的に表現できます。
例えば、以下のように記録できます。

コーヒー豆A

  • 香り:フローラル、シトラス
  • 風味:明るい酸味、レモン、オレンジ
  • 後味:爽やか、柑橘系の香りが長く残る
  • ボディ:ライト
  • バランス:酸味が強く、全体的に軽やかな印象

コーヒー豆B

  • 香り:ナッツ、チョコレート
  • 風味:苦味、ダークチョコレート、ローストナッツ
  • 後味:ビター、ナッツの香りが少し残る
  • ボディ:ミディアム
  • バランス:苦味とコクがあり、落ち着いた印象

ステップ5:比較する

記録した内容を元に、それぞれのコーヒーの味の違いを比較してみましょう。
どのコーヒーが一番好きですか?その理由は?
それぞれのコーヒーの、どこが良くて、どこが好みではないですか?
比較することで、自分の好みがより明確になってきます。

設計要素:フレーバープロファイルをさらに深く理解するために

フレーバープロファイルは、単に味を記録するだけでなく、コーヒーの味を構成する要素を理解し、設計するためのツールとしても活用できます。
ここでは、フレーバープロファイルを構成する主要な要素について、さらに詳しく解説します。

1.酸味(Acidity)

コーヒーの酸味は、爽やかさや明るさ、フルーティーさを与える重要な要素です。
酸味の種類や強さによって、コーヒーの印象は大きく変わります。

  • シトリック:レモンやライムのような、柑橘系の爽やかな酸味
  • マリック:リンゴのような、少し青っぽい酸味
  • タルトリック:ブドウのような、甘酸っぱい酸味
  • アセティック:酢のような、刺激的な酸味(過発酵の場合に現れる)

酸味の強さは、一般的に、浅煎りのコーヒーほど強く、深煎りのコーヒーほど弱くなります。
また、産地によっても酸味の特徴は異なります。例えば、エチオピア産のコーヒーは、柑橘系の酸味が強い傾向があります。

2.甘味(Sweetness)

コーヒーの甘味は、心地よさや満足感を与える要素です。
砂糖のような直接的な甘さだけでなく、ハチミツやキャラメルのような風味も甘味として感じられます。

甘味は、コーヒー豆に含まれる糖分が焙煎によって変化することで生まれます。
適切な焙煎を行うことで、コーヒー本来の甘味を引き出すことができます。
また、標高の高い場所で栽培されたコーヒー豆は、一般的に甘味が強い傾向があります。

3.苦味(Bitterness)

コーヒーの苦味は、コーヒーの味を引き締める要素ですが、強すぎると不快感を与えてしまいます。
チョコレートやナッツのような風味も苦味として感じられます。

苦味は、主に焙煎によって生まれます。深煎りのコーヒーほど苦味が強く、浅煎りのコーヒーほど苦味が弱くなります。
また、抽出時間が長すぎると、苦味成分が過剰に抽出されてしまうため、注意が必要です。

4.コク(Body)

コーヒーのコクは、口に含んだ時の質感や重さを表します。
軽い口当たりから、重厚な口当たりまで、様々な種類のコクがあります。

  • ライトボディ:水のようにサラサラとした軽い口当たり
  • ミディアムボディ:程よい重さがあり、バランスの取れた口当たり
  • フルボディ:どっしりとした重厚な口当たり

コクは、コーヒー豆に含まれる油分やタンパク質などが影響します。
抽出方法によってもコクは変化し、例えば、フレンチプレスで抽出すると、ペーパードリップよりもコクが強くなります。

5.風味特性(Flavor Characteristics)

風味特性は、コーヒーの味や香りを具体的に表現する言葉です。
フレーバーホイールを参考に、様々な表現を試してみましょう。

  • フルーティー:ベリー、シトラス、トロピカルフルーツ
  • フローラル:ジャスミン、ローズ、ラベンダー
  • ナッツ:アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ
  • チョコレート:ミルクチョコレート、ダークチョコレート
  • スパイス:シナモン、クローブ、ナツメグ
  • ハーバル:ミント、レモングラス

これらの風味特性は、コーヒー豆の品種、産地、精製方法、焙煎度合いなど、様々な要因によって生まれます。
それぞれのコーヒーが持つ個性的な風味特性を見つけるのも、フレーバープロファイルの楽しみの一つです。

まとめ:フレーバープロファイルを活用して、コーヒーの世界をさらに深く楽しもう!

フレーバープロファイルを作ることで、あなたはコーヒーの味をより深く理解し、自分の好みを明確にすることができます。
今回の記事を参考に、ぜひフレーバープロファイル作りに挑戦してみてください。

最初は難しく感じるかもしれませんが、何度もテイスティングを繰り返すうちに、味の違いをより細かく感じられるようになります。
そして、自分だけのフレーバープロファイルを作り上げることで、コーヒーの世界がさらに広がり、もっと深く楽しめるようになるはずです!

さあ、あなたもフレーバープロファイルを作って、自分だけの特別なコーヒーを見つけましょう!