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コーヒーの香りを深く知るための道具、カッピングスプーンとは?
コーヒーの世界へようこそ!奥深いコーヒーの世界を旅する中で、「カッピング」という言葉を耳にするかもしれません。そして、カッピングに欠かせない道具の一つが「カッピングスプーン」です。今回は、コーヒー初心者さんに向けて、カッピングスプーンについて分かりやすく解説していきますね。
カッピングって何?
カッピングとは、簡単に言うと、コーヒーの香味(こうみ)を評価するための方法のこと。専門家だけでなく、コーヒー好きさんが、より深くコーヒーの個性を知るために行うこともあります。例えば、産地や焙煎度合いの異なるコーヒーを比較したり、新しい豆のポテンシャルを探ったりする際に活用されます。
カッピングでは、コーヒーの香り、風味、酸味、口に含んだ時の質感など、様々な要素を総合的に評価します。そして、その評価に欠かせないのが、これからご紹介するカッピングスプーンなんです。
カッピングスプーンってどんなスプーン?
カッピングスプーンは、普段私たちが使うスプーンとは少し形が違います。どのような特徴があるのか見ていきましょう。
特徴的な形状
- 丸くて深い形状: スープスプーンのように丸みを帯びていて、深さがあります。これにより、コーヒー液をたっぷりと含んで、口全体に広げやすくなっています。
- 持ちやすい柄: 柄の部分は長めで、持ちやすく、安定してコーヒー液を口に運ぶことができます。
- 素材: ステンレス製が一般的です。これは、コーヒーの風味を損なわず、清潔に保てるからです。
これらの特徴的な形状によって、カッピングスプーンは、コーヒーの香味を最大限に引き出し、正確に評価するための役割を果たします。
カッピングスプーンの役割
カッピングスプーンは、主に以下の2つの役割を担います。
- コーヒー液をすくい上げる: 表面に浮いたアクを取り除いたり、コーヒー液を口に運びます。
- コーヒー液を口全体に広げる: スプーンの形状により、コーヒー液を舌全体に広げ、味や香りを均一に感じることができます。
このように、カッピングスプーンは、コーヒーのテイスティング(試飲)において、非常に重要な役割を果たしているのです。
カッピングスプーンの使い方
カッピングスプーンの基本的な使い方をマスターしましょう。難しくはありませんので、気軽に試してみてくださいね。
準備するもの
- カッピングスプーン: 清潔なものを用意しましょう。
- カッピングボウル: コーヒーを抽出するための専用の器です。なければ、同じ形状のカップでも代用可能です。
- お湯: 適切な温度のお湯(92~96℃が目安)を用意します。
- コーヒー豆: 評価したいコーヒー豆を用意します。
- タイマー: 時間を計るために使用します。
カッピングの手順
- コーヒー豆を挽く: 中挽き~粗挽き程度に挽きます。
- コーヒー粉をボウルに入れる: 各ボウルに同じ量のコーヒー粉を入れます。(例えば、1ボウルあたり10gなど)
- お湯を注ぐ: コーヒー粉全体にお湯が行き渡るように、静かに注ぎます。
- 4分待つ: 4分間、コーヒーを抽出します。
- クラストを壊す: 4分後、カッピングスプーンを使って、表面にできたコーヒーの層(クラスト)を優しく壊します。この時に立ち上る香りを評価します。
- アクを取り除く: カッピングスプーンで、表面に浮いているアクを取り除きます。
- スラープする: カッピングスプーンでコーヒー液をすくい、勢いよくすすり込みます。(スラープ:音を立ててすする行為)
- 評価する: コーヒーの風味、酸味、ボディ、後味などを評価し、記録します。
ポイント:スラープする際は、コーヒー液を霧状にして口全体に広げるようにすると、より香味が感じやすくなります。また、スプーンを口に近づけすぎないように注意しましょう。
カッピングの際に意識すること
カッピングを行う際に、より客観的に、そして深くコーヒーを理解するために、いくつかのポイントを意識してみましょう。
先入観を持たない
例えば、「この豆は○○産だから、きっと○○な味がするだろう」といった先入観は、正確な評価を妨げる可能性があります。フラットな気持ちで、コーヒーと向き合いましょう。
集中して評価する
周囲の音や匂いなど、気が散るものをできるだけ排除し、コーヒーの香りと味に集中しましょう。静かな環境で行うのが理想的です。
記録を取る
感じたこと、気付いたことをメモしておきましょう。記録することで、自分の味覚の傾向を知ることができ、より深くコーヒーを理解することができます。
用語を理解する
コーヒーの香味を表現するための用語をいくつか知っておくと、より具体的に評価することができます。例えば、「フローラル」「フルーティー」「ナッツ」「チョコレート」など、様々な表現があります。
用語解説:
- フローラル: 花のような香り。ジャスミン、バラ、スミレなど。
- フルーティー: 果実のような香り。柑橘系、ベリー系、トロピカルフルーツなど。
- ナッツ: ナッツのような香り。アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーナッツなど。
- チョコレート: チョコレートのような香り。ミルクチョコレート、ダークチョコレートなど。
- ボディ: 口に含んだ時の質感。ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディなど。
- アシディティ: コーヒーの酸味。明るさや爽やかさを表す。
- マウスフィール: 口に含んだ時の触感。滑らかさ、ざらつき、収れん性など。
カッピングスプーンはどこで買える?
カッピングスプーンは、主に以下の場所で購入することができます。
- コーヒー器具専門店: 専門店では、様々な種類のカッピングスプーンを取り扱っています。
- オンラインショップ: Amazonや楽天などのオンラインショップでも購入可能です。
- 一部の雑貨店: おしゃれな雑貨店などでも、カッピングスプーンが販売されていることがあります。
価格帯は、1本あたり数百円~数千円程度です。最初は、手頃な価格のものから試してみるのがおすすめです。
カッピングスプーンのお手入れ方法
カッピングスプーンは、使用後のお手入れが大切です。清潔に保つことで、長く使うことができます。
基本的なお手入れ
- 使用後すぐに洗う: コーヒーの成分がこびり付く前に、できるだけ早く洗いましょう。
- 中性洗剤を使用する: 中性洗剤を使い、柔らかいスポンジで優しく洗います。
- 十分にすすぐ: 洗剤が残らないように、十分にすすぎます。
- 乾燥させる: 水気を拭き取り、完全に乾燥させてから保管します。
頑固な汚れの場合
コーヒーの油分などがこびり付いて、なかなか落ちない場合は、以下の方法を試してみてください。
- 重曹を使う: 重曹を水に溶かし、カッピングスプーンを浸け置きします。その後、スポンジで軽くこすり洗いします。
- 酸素系漂白剤を使う: 酸素系漂白剤を水に溶かし、カッピングスプーンを浸け置きします。使用方法については、漂白剤の説明書をよく読んでください。
まとめ:カッピングスプーンでコーヒーの世界を広げよう!
今回は、カッピングスプーンについて、基本的な知識から使い方、お手入れ方法までご紹介しました。カッピングスプーンは、コーヒーの香りを深く知り、その個性を楽しむための、とても便利な道具です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、何度か試していくうちに、きっとその奥深さに魅了されるはずです。ぜひ、カッピングスプーンを手に入れて、コーヒーの世界をさらに広げてみてくださいね!
コーヒーに関する知識は、知れば知るほど奥深く、面白いものです。これからも、様々な情報を発信していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

