カッピングスプーン

この記事は約6分で読めます。

このサイトのリンクの一部はスポンサーリンク(広告)です。

コーヒーの香りを深く知るための道具、カッピングスプーンとは?

コーヒーの世界へようこそ!奥深いコーヒーの世界を旅する中で、「カッピング」という言葉を耳にするかもしれません。そして、カッピングに欠かせない道具の一つが「カッピングスプーン」です。今回は、コーヒー初心者さんに向けて、カッピングスプーンについて分かりやすく解説していきますね。

カッピングって何?

カッピングとは、簡単に言うと、コーヒーの香味(こうみ)を評価するための方法のこと。専門家だけでなく、コーヒー好きさんが、より深くコーヒーの個性を知るために行うこともあります。例えば、産地や焙煎度合いの異なるコーヒーを比較したり、新しい豆のポテンシャルを探ったりする際に活用されます。

カッピングでは、コーヒーの香り、風味、酸味、口に含んだ時の質感など、様々な要素を総合的に評価します。そして、その評価に欠かせないのが、これからご紹介するカッピングスプーンなんです。

カッピングスプーンってどんなスプーン?

カッピングスプーンは、普段私たちが使うスプーンとは少し形が違います。どのような特徴があるのか見ていきましょう。

特徴的な形状

  • 丸くて深い形状: スープスプーンのように丸みを帯びていて、深さがあります。これにより、コーヒー液をたっぷりと含んで、口全体に広げやすくなっています。
  • 持ちやすい柄: 柄の部分は長めで、持ちやすく、安定してコーヒー液を口に運ぶことができます。
  • 素材: ステンレス製が一般的です。これは、コーヒーの風味を損なわず、清潔に保てるからです。

これらの特徴的な形状によって、カッピングスプーンは、コーヒーの香味を最大限に引き出し、正確に評価するための役割を果たします。

カッピングスプーンの役割

カッピングスプーンは、主に以下の2つの役割を担います。

  • コーヒー液をすくい上げる: 表面に浮いたアクを取り除いたり、コーヒー液を口に運びます。
  • コーヒー液を口全体に広げる: スプーンの形状により、コーヒー液を舌全体に広げ、味や香りを均一に感じることができます。

このように、カッピングスプーンは、コーヒーのテイスティング(試飲)において、非常に重要な役割を果たしているのです。

カッピングスプーンの使い方

カッピングスプーンの基本的な使い方をマスターしましょう。難しくはありませんので、気軽に試してみてくださいね。

準備するもの

  • カッピングスプーン: 清潔なものを用意しましょう。
  • カッピングボウル: コーヒーを抽出するための専用の器です。なければ、同じ形状のカップでも代用可能です。
  • お湯: 適切な温度のお湯(92~96℃が目安)を用意します。
  • コーヒー豆: 評価したいコーヒー豆を用意します。
  • タイマー: 時間を計るために使用します。

カッピングの手順

  1. コーヒー豆を挽く: 中挽き~粗挽き程度に挽きます。
  2. コーヒー粉をボウルに入れる: 各ボウルに同じ量のコーヒー粉を入れます。(例えば、1ボウルあたり10gなど)
  3. お湯を注ぐ: コーヒー粉全体にお湯が行き渡るように、静かに注ぎます。
  4. 4分待つ: 4分間、コーヒーを抽出します。
  5. クラストを壊す: 4分後、カッピングスプーンを使って、表面にできたコーヒーの層(クラスト)を優しく壊します。この時に立ち上る香りを評価します。
  6. アクを取り除く: カッピングスプーンで、表面に浮いているアクを取り除きます。
  7. スラープする: カッピングスプーンでコーヒー液をすくい、勢いよくすすり込みます。(スラープ:音を立ててすする行為)
  8. 評価する: コーヒーの風味、酸味、ボディ、後味などを評価し、記録します。

ポイント:スラープする際は、コーヒー液を霧状にして口全体に広げるようにすると、より香味が感じやすくなります。また、スプーンを口に近づけすぎないように注意しましょう。

カッピングの際に意識すること

カッピングを行う際に、より客観的に、そして深くコーヒーを理解するために、いくつかのポイントを意識してみましょう。

先入観を持たない

例えば、「この豆は○○産だから、きっと○○な味がするだろう」といった先入観は、正確な評価を妨げる可能性があります。フラットな気持ちで、コーヒーと向き合いましょう。

集中して評価する

周囲の音や匂いなど、気が散るものをできるだけ排除し、コーヒーの香りと味に集中しましょう。静かな環境で行うのが理想的です。

記録を取る

感じたこと、気付いたことをメモしておきましょう。記録することで、自分の味覚の傾向を知ることができ、より深くコーヒーを理解することができます。

用語を理解する

コーヒーの香味を表現するための用語をいくつか知っておくと、より具体的に評価することができます。例えば、「フローラル」「フルーティー」「ナッツ」「チョコレート」など、様々な表現があります。

用語解説:

  • フローラル: 花のような香り。ジャスミン、バラ、スミレなど。
  • フルーティー: 果実のような香り。柑橘系、ベリー系、トロピカルフルーツなど。
  • ナッツ: ナッツのような香り。アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーナッツなど。
  • チョコレート: チョコレートのような香り。ミルクチョコレート、ダークチョコレートなど。
  • ボディ: 口に含んだ時の質感。ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディなど。
  • アシディティ: コーヒーの酸味。明るさや爽やかさを表す。
  • マウスフィール: 口に含んだ時の触感。滑らかさ、ざらつき、収れん性など。

カッピングスプーンはどこで買える?

カッピングスプーンは、主に以下の場所で購入することができます。

  • コーヒー器具専門店: 専門店では、様々な種類のカッピングスプーンを取り扱っています。
  • オンラインショップ: Amazonや楽天などのオンラインショップでも購入可能です。
  • 一部の雑貨店: おしゃれな雑貨店などでも、カッピングスプーンが販売されていることがあります。

価格帯は、1本あたり数百円~数千円程度です。最初は、手頃な価格のものから試してみるのがおすすめです。

カッピングスプーンのお手入れ方法

カッピングスプーンは、使用後のお手入れが大切です。清潔に保つことで、長く使うことができます。

基本的なお手入れ

  • 使用後すぐに洗う: コーヒーの成分がこびり付く前に、できるだけ早く洗いましょう。
  • 中性洗剤を使用する: 中性洗剤を使い、柔らかいスポンジで優しく洗います。
  • 十分にすすぐ: 洗剤が残らないように、十分にすすぎます。
  • 乾燥させる: 水気を拭き取り、完全に乾燥させてから保管します。

頑固な汚れの場合

コーヒーの油分などがこびり付いて、なかなか落ちない場合は、以下の方法を試してみてください。

  • 重曹を使う: 重曹を水に溶かし、カッピングスプーンを浸け置きします。その後、スポンジで軽くこすり洗いします。
  • 酸素系漂白剤を使う: 酸素系漂白剤を水に溶かし、カッピングスプーンを浸け置きします。使用方法については、漂白剤の説明書をよく読んでください。

まとめ:カッピングスプーンでコーヒーの世界を広げよう!

今回は、カッピングスプーンについて、基本的な知識から使い方、お手入れ方法までご紹介しました。カッピングスプーンは、コーヒーの香りを深く知り、その個性を楽しむための、とても便利な道具です。

最初は難しく感じるかもしれませんが、何度か試していくうちに、きっとその奥深さに魅了されるはずです。ぜひ、カッピングスプーンを手に入れて、コーヒーの世界をさらに広げてみてくださいね!

コーヒーに関する知識は、知れば知るほど奥深く、面白いものです。これからも、様々な情報を発信していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!