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ハゼ音と水分率:コーヒー豆焙煎、もう一歩深く知る
焙煎度合いと水分率、ハゼ音の関係性
こんにちは!コーヒーの世界へようこそ。これまで、コーヒー豆の選び方や淹れ方など、基本的なことを学んできたと思います。今回は、少しレベルアップして、焙煎について深く掘り下げていきましょう。
焙煎とは、コーヒー豆を加熱し、風味を引き出す工程のこと。この焙煎度合いによって、コーヒーの味は大きく変わります。そして、焙煎度合いを判断する上で重要なのが「ハゼ」という現象と、コーヒー豆の水分率なんです。
ハゼとは、焙煎中にコーヒー豆が弾ける音のこと。ポップコーンが弾ける音に似ています。このハゼには、大きく分けて「1ハゼ」と「2ハゼ」の2種類があります。
この記事では、特に1ハゼに着目し、その発生タイミングとコーヒー豆の水分含有率の関係について、分かりやすく解説していきます。
1ハゼとは?その正体と焙煎における意味
まず、1ハゼについて詳しく見ていきましょう。1ハゼは、焙煎開始からしばらくすると聞こえてくる、最初の大きな音の波です。
この音は、コーヒー豆に含まれる水分が、加熱によって水蒸気となり、豆の内部から圧力をかけて外に放出される際に発生します。豆の細胞壁が破壊されることで、「パチパチ」という音が出るんですね。
1ハゼは、焙煎の進行状況を判断する上で非常に重要なサインです。一般的に、1ハゼの終わり頃に浅煎り、1ハゼが終わって少し進んだあたりで中煎り、というように、焙煎度合いの目安となります。
焙煎士は、この1ハゼの音を聞きながら、焙煎機の設定を調整したり、焙煎時間を決定したりします。
1ハゼ発生タイミングと水分含有率の深い関係
さて、ここからが本題です。1ハゼが発生するタイミングは、コーヒー豆の水分含有率と密接に関係しています。
コーヒー豆は、生豆の状態で約8%~12%程度の水分を含んでいます。この水分量が多すぎると、焙煎時に内部からの圧力が強くなりすぎて、焦げ付きや爆ぜすぎの原因になります。逆に、水分量が少なすぎると、十分に内部が膨らまず、風味が十分に引き出せない可能性があります。
つまり、理想的な焙煎のためには、適切な水分含有率の豆を使用し、1ハゼが適切なタイミングで発生するように焙煎する必要があるのです。
水分含有率と1ハゼの関係:具体的な数値で比較
では、具体的な数値を見てみましょう。あくまで目安ですが、以下のような関係性があると言われています。
- 水分含有率:12%以上
- 1ハゼが早く発生する傾向
- 内部の圧力が強くなりやすく、焦げ付きやすい
- 豆の表面が均一に焼けにくい
- 水分含有率:10%前後(理想的)
- 1ハゼが適切なタイミングで発生する
- 内部の圧力が適度で、均一に焙煎できる
- 豆本来の風味を引き出しやすい
- 水分含有率:8%以下
- 1ハゼが発生しにくい、または遅れて発生する
- 内部の圧力が弱く、十分に膨らまない
- 風味が十分に引き出せない可能性がある
このように、水分含有率によって1ハゼの発生タイミングが大きく変わることが分かります。
例えば、同じ豆を同じ焙煎機で焙煎しても、水分含有率が12%の豆と10%の豆では、1ハゼの発生タイミングが数分違うこともあります。この数分の違いが、最終的なコーヒーの味に大きな影響を与えるのです。
1ハゼのタイミングをコントロールするには?
では、1ハゼのタイミングをコントロールするにはどうすれば良いのでしょうか?いくつか方法があります。
- 生豆の保管方法を工夫する
- 生豆は、湿度や温度の変化に弱いものです。適切な環境で保管することで、水分含有率の変動を最小限に抑えることができます。
- 密閉できる容器に入れ、直射日光を避け、温度変化の少ない場所に保管しましょう。
- 焙煎前に水分量をチェックする
- 専用の水分計を使用すれば、生豆の水分量を正確に測定することができます。
- 水分量に応じて、焙煎プロファイルを調整することで、理想的な焙煎度合いに近づけることができます。
- 焙煎機の温度管理を徹底する
- 焙煎機の温度管理は、焙煎の成否を左右する重要な要素です。
- 温度計をこまめにチェックし、設定温度を維持するように心がけましょう。
水分率以外の要因:標高、精製方法も影響
もちろん、1ハゼのタイミングに影響を与えるのは、水分含有率だけではありません。豆の種類や標高、精製方法なども影響します。
- 標高
- 標高の高い場所で栽培された豆は、一般的に硬く、水分含有率が低い傾向があります。そのため、1ハゼが発生しにくい場合があります。
- 精製方法
- ウォッシュド(水洗式)で精製された豆は、一般的に水分含有率が安定している傾向があります。
- ナチュラル(非水洗式)で精製された豆は、水分含有率にばらつきが出やすい場合があります。
これらの要素も考慮しながら、焙煎プロファイルを調整していくことが、美味しいコーヒーを焙煎するための秘訣です。
まとめ:ハゼ音と水分率を理解して、焙煎をもっと楽しく!
いかがでしたでしょうか?今回は、1ハゼの発生タイミングとコーヒー豆の水分含有率の関係について詳しく解説しました。
焙煎は、奥が深く、試行錯誤の連続です。しかし、ハゼ音や水分率といった要素を理解することで、より深くコーヒーの世界を楽しむことができるはずです。
今回学んだ知識を参考に、ぜひ色々な豆を焙煎してみてください。きっと、新しい発見があるはずです!
最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、諦めずに挑戦し続けることが大切です。
それでは、素晴らしいコーヒーライフを!

