連続抽出の工夫

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連続抽出の工夫

1. 全体像と押さえどころ

連続抽出で2杯目のコーヒーを1杯目と同じクオリティで淹れることは、実は意外と難しいものです。抽出の安定性を保つには、コーヒー豆の粉砕度合いや抽出時間、そして湯の温度といった複数の要素を綿密にコントロールする必要があるからです。特に、初級者の方にとっては、1杯目と2杯目でコーヒーの味が大きく変わってしまうという経験をお持ちかもしれません。

本記事では、同じ豆を使って2杯目のコーヒーを安定して美味しく淹れるための連続抽出のテクニックについて、初心者の方にも分かりやすく解説します。ポイントは、抽出の過程で変化する粉の状態や、コーヒー粉に含まれる成分の抽出率を意識することです。 1杯目の抽出後、コーヒー粉に残された成分は減っており、2杯目の抽出においては、抽出時間を調整したり、お湯の注ぎ方を変えるなど工夫が必要です。

このガイドを読めば、あなたは連続抽出における落とし穴を事前に回避し、2杯目以降も美味しいコーヒーを安定して楽しめるようになります。 特に、抽出時間と湯温の管理、そして抽出直後のコーヒー粉の状態の観察が重要となります。これらの要素を理解することで、より一貫した味と香りのコーヒーを、一杯だけでなく複数杯に渡って楽しめるようになります。

初心者の方が連続抽出でつまずきやすいポイントとしては、以下の3点が挙げられます。

  • 湯の温度の低下による抽出不足: 1杯目を抽出した後、ポットのお湯の温度が下がり、2杯目の抽出に十分な温度が保てなくなってしまう。
  • コーヒー粉の蒸らし不足による抽出ムラ: 1杯目と2杯目で蒸らし時間を変えてしまうと、抽出にムラが生じてしまう。
  • コーヒー粉の含水率の変化による抽出時間のずれ: 1杯目の抽出後、コーヒー粉は水分を含んでいるため、2杯目の抽出時間は調整が必要となる。

これらのポイントを踏まえながら、具体的な手順とコツを次のセクションで解説していきます。

2. 手順・数値・コツ

ここでは、ドリップ式コーヒーメーカーを使用しない、ハンドドリップによる連続抽出を想定した手順と数値、コツを説明します。ここでは、中細挽きのコーヒー豆20gを使用し、コーヒーカップ2杯分(約360ml)を抽出することを想定しています。

まず、使用する道具を準備します。

  • コーヒーミル(中細挽きに対応したもの)
  • ドリッパー(円錐形がおすすめ)
  • サーバー
  • ケトル(温度計付きがおすすめ)
  • コーヒー豆(中煎りがおすすめ)
  • フィルター
  • 計量スプーン
  • タイマー

次に、抽出手順と数値、コツを説明します。

工程 1杯目 2杯目 コツ
豆の量 10g 10g 同じ豆を2回に分けて使うことが重要です。
挽き目 中細挽き 中細挽き 1杯目と2杯目で挽き目を揃えることが大切です。
湯温 93℃ 95℃(お湯を沸かし直す) 1杯目より少し高めにすることで、抽出不足を防ぎます。
注水量 180ml 180ml カップ1杯分を目安に、均等に注ぎます。
蒸らし時間 30秒 30秒 1杯目と同じ時間蒸らすことで、抽出の均一性を保ちます。
抽出時間 1分30秒 1分45秒 2杯目は、1杯目より少し長く抽出することで、コーヒーの成分をしっかり抽出します。
注湯方法 円を描くようにゆっくりと注ぐ 円を描くようにゆっくりと注ぐ 粉全体にお湯が行き渡るように注意しましょう。

失敗例と原因、対処法

  • 失敗例: 2杯目が薄くて味が薄い原因: 湯温が低すぎる、抽出時間が短すぎる、粉の挽き目が粗すぎる対処法: 湯温を上げる、抽出時間を長くする、挽き目を細かくする
  • 失敗例: 2杯目が苦すぎる原因: 湯温が高すぎる、抽出時間が長すぎる、粉の挽き目が細かすぎる対処法: 湯温を下げる、抽出時間を短くする、挽き目を粗くする
  • 失敗例: 2杯目が酸っぱい原因: 抽出時間が短すぎる、粉の挽き目が粗すぎる対処法: 抽出時間を長くする、挽き目を細かくする

3. よくある疑問(最大3つ)

Q1. 2杯目の抽出に最適な豆の種類はありますか?

A1. 特に最適な豆の種類はありません。ただし、酸味と苦みのバランスが良い中煎りの豆が、連続抽出でも安定した味を出しやすい傾向があります。ご自身の好みに合わせて豆を選んでください。

Q2. コーヒー豆の保管方法で、連続抽出の結果は変わりますか?

A2. はい、変わります。コーヒー豆は空気に触れると酸化し、風味が劣化します。 密閉容器で冷蔵庫で保存することで、酸化を遅らせ、より新鮮な状態で連続抽出を行うことができます。ただし、冷蔵庫から出した豆は常温に戻してから挽いてください。

Q3. 温度計がない場合、湯温をどのように調整すれば良いですか?

A3. 温度計がない場合は、沸騰したお湯を少し冷ましてから使用します。沸騰したお湯を、耐熱性の容器に注ぎ、数分間置いてから使用するのも一つの方法です。経験則に基づいて、お湯の温度を調整する必要がありますが、お湯の温度を正確に測ることは、美味しいコーヒーを淹れる上で非常に重要です。 温度計の購入を強くおすすめします。

このガイドが、あなたの連続抽出のスキルアップに役立つことを願っています。より美味しいコーヒーライフを送ってください!

カテゴリー:淹れ方ガイド