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注湯を回数で区切る方法
1. 全体像と押さえどころ
コーヒーのハンドドリップにおいて、注湯回数は味に大きな影響を与えます。結論から言うと、3回注ぎは比較的シンプルで、バランスの良いコーヒーを抽出でき、初心者にもおすすめです。一方、4回注ぎはより繊細なコントロールが必要になりますが、複雑で奥深い味わいを引き出すことができます。
この違いはどこから生まれるのでしょうか?理由は主に抽出時間と温度変化にあります。3回注ぎは短時間で抽出するため、比較的すっきりとした軽快な風味になりやすいです。一方、4回注ぎは複数回の注湯によって抽出時間が長くなり、コーヒー豆の成分をより丁寧に抽出できます。そのため、複雑な風味やコク、そしてボディ感の豊かさが生まれます。
ただし、4回注ぎは注湯の温度や時間、豆の状態をより厳密にコントロールする必要があり、難易度が高くなります。初心者の方は、まず3回注ぎから始めることを強くお勧めします。基本をしっかりとマスターしてから、4回注ぎにチャレンジすることで、より深いコーヒーの世界を楽しむことができるでしょう。 ポイントは、自分の好みに合わせて注湯回数や時間などを調整することです。 焦らず、一つずつ丁寧に手順を踏んでいくことが重要です。
初心者の方がつまずきやすいポイントは、適切な湯量と注湯速度の調整です。一度に注ぐ湯量が多すぎると、コーヒーが雑味を帯びてしまう可能性があります。また、注湯速度が速すぎると、コーヒーが苦味に偏ってしまいます。逆に遅すぎると、酸味が強くなってしまう可能性があります。これらの点を注意しながら、何度か練習することで、徐々にコツをつかむことができるでしょう。
2. 手順・数値・コツ
ここでは、3回注ぎと4回注ぎの手順を、それぞれ表を用いて具体的に解説します。使用する豆は中挽きを想定しています。豆の量、湯温、挽き目は好みに応じて調整してください。
3回注ぎの手順
| 工程 | 豆の量 | 湯量 | 湯温 | 挽き目 | 時間 | コツ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 20g | 40g | 93℃ | 中挽き | 30秒 | 円を描くようにゆっくりと注ぎ、全体を湿らせる |
| 2回目 | – | 80g | 93℃ | – | 45秒 | 中心から外側へ円を描くように注ぐ |
| 3回目 | – | 80g | 93℃ | – | 45秒 | 満遍なく注ぎ、抽出を完了させる |
- 抽出時間は目安です。豆の種類や挽き目によって調整してください。
- 注湯速度はゆっくりと、均一に行うことが大切です。
- ドリッパーにペーパーフィルターをきちんとセットし、コーヒー粉を均一に広げることが重要です。
4回注ぎの手順
| 工程 | 豆の量 | 湯量 | 湯温 | 挽き目 | 時間 | コツ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 20g | 30g | 93℃ | 中挽き | 20秒 | 全体を湿らせるように、ゆっくりと注ぐ |
| 2回目 | – | 50g | 93℃ | – | 30秒 | 中心から外側へ円を描くように注ぐ |
| 3回目 | – | 50g | 92℃ | – | 30秒 | ゆっくりと注ぎ、抽出のペースを調整する |
| 4回目 | – | 70g | 91℃ | – | 40秒 | 注湯を止め、ドリップ完了を待つ |
- 湯温を段階的に下げることで、雑味を抑え、クリアな風味を引き出すことができます。
- 各注湯間の蒸らし時間を意識することで、より深い味わいを引き出すことができます。目安は10秒程度です。
- 4回注ぎは、抽出時間が長くなるため、豆の粉の状態や抽出時間を細かく観察することが重要です。抽出時間が長すぎると雑味が出やすくなります。
失敗例と原因・対処法
- 失敗例:コーヒーが苦すぎる
- 原因:挽き目が細すぎる、注湯温度が高すぎる、注湯速度が速すぎる
- 対処法:挽き目を粗くする、湯温を下げる、注湯速度を遅くする
- 失敗例:コーヒーが酸っぱい
- 原因:挽き目が粗すぎる、注湯温度が低すぎる、注湯時間が短い
- 対処法:挽き目を細かくする、湯温を上げる、注湯時間を長くする
- 失敗例:コーヒーが薄すぎる
- 原因:豆の量が少ない、抽出時間が短い、湯量が少なすぎる
- 対処法:豆の量を増やす、抽出時間を長くする、湯量を増やす
- 失敗例:コーヒーが雑味がある
- 原因:豆が古すぎる、抽出時間が長すぎる、注湯が不均一
- 対処法:新鮮な豆を使用する、抽出時間を短くする、注湯を均一に行う
3. よくある疑問
Q1. 豆の種類によって、注湯回数は変えるべきですか?
A1. はい、変えるべきです。深煎りの豆は、浅煎りの豆よりも抽出時間が短く済むため、3回注ぎで十分な場合があります。逆に、浅煎りの豆はより多くの抽出時間が必要なため、4回注ぎの方が適している場合が多いです。豆の種類によって最適な抽出方法を探ること、そして自身の好みに合わせて調整することが重要です。
Q2. お湯の温度を正確に測る方法ってありますか?
A2. デジタル温度計を使うのが最も正確です。しかし、家庭で手軽に温度を測るには、やかんのお湯を沸騰させ、少し冷ましてから使用するのも有効です。沸騰したお湯は100℃なので、そこからどれくらい冷ましたかを目安にすることで、おおよその温度を把握できます。何度か試行錯誤を繰り返して、自分の感覚を養うことも大切です。
Q3. ハンドドリップに適したドリッパーってありますか?
A3. 様々な種類のドリッパーがありますが、初心者の方には、比較的安価で扱いやすい円錐型のドリッパーがおすすめです。メリタ式やハリオV60などが有名で、多くのコーヒーショップでも使用されています。自分の好みに合ったドリッパーを見つけるのも、コーヒーを楽しむ上での楽しみの一つです。色々なドリッパーを試して、自分に合ったものを探してみるのも良いでしょう。
カテゴリー:淹れ方ガイド

