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電動グラインダーの粒度差
1. 全体像と押さえどころ
電動グラインダーは、コーヒー豆を挽くための重要な道具です。その挽き具合、つまり粒度は、コーヒーの味や抽出に大きく影響します。適切な粒度を得るためには、グラインダーの種類と使い方を理解することが不可欠です。
特に、電動グラインダーには大きく分けて「フラット刃」と「コニカル刃」の2種類があり、それぞれに特徴があります。この2種類の刃の違いを理解することで、より理想的なコーヒーを淹れることができるようになります。
本記事では、フラット刃とコニカル刃のそれぞれの特性、粒度調整のコツ、そしてよくある失敗例とその対処法について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。特に、粒度調整に苦労されている方にとって、この記事は大きな助けとなるでしょう。 初心者がつまずきやすいのは、粒度調整の微妙な違いと、その違いがコーヒーの味に与える影響を理解していない点です。本記事では、具体的な数値や表を用いて、その違いを明確に示します。また、それぞれの刃に適した抽出方法についても解説することで、より実践的な知識を身につけていただけます。
2. 手順・数値・コツ
フラット刃グラインダー
フラット刃グラインダーは、2枚の平らな刃で豆を挽くタイプです。均一な挽き目が得やすいという特徴があります。しかし、刃の摩耗が早く、調整が繊細なため、初心者には少し難しいと感じるかもしれません。
フラット刃を用いたドリップコーヒーの例
| 豆の種類 | 豆の量(g) | 水量(ml) | 湯温(℃) | 挽き目 | 抽出時間(分) |
|---|---|---|---|---|---|
| 中煎りブレンド | 20 | 300 | 93 | 中細挽き(砂糖より少し粗い) | 2:30 |
| 浅煎りシングルオリジン | 20 | 300 | 90 | 中挽き(砂糖より少し粗い) | 2:00 |
ポイント:フラット刃は均一な挽き目が得られやすい反面、細かすぎる挽き目になりがちです。調整ダイヤルを微調整しながら、抽出時間やコーヒーの濃度を確認し、最適な挽き目を探りましょう。
フラット刃を用いたエスプレッソの例
| 豆の種類 | 豆の量(g) | 圧力(bar) | 挽き目 | 抽出時間(秒) |
|---|---|---|---|---|
| イタリアンロースト | 18 | 9 | 極細挽き(粉末状に近い) | 25-30 |
ポイント:エスプレッソの場合、極細挽きが求められます。しかし、細かすぎると詰まりやすいので注意が必要です。抽出時間が短すぎる場合は粗めに、長すぎる場合は細かめに調整しましょう。
コニカル刃グラインダー
コニカル刃グラインダーは、円錐状の刃で豆を挽くタイプです。フラット刃に比べて刃の摩耗が少なく、長期的に安定した挽き目を実現しやすいというメリットがあります。また、粒度調整の幅が広く、様々な抽出方法に対応できます。しかし、挽きムラが生じやすいというデメリットもあります。
コニカル刃を用いたドリップコーヒーの例
| 豆の種類 | 豆の量(g) | 水量(ml) | 湯温(℃) | 挽き目 | 抽出時間(分) |
|---|---|---|---|---|---|
| 中煎りブレンド | 20 | 300 | 93 | 中細挽き(砂糖より少し粗い) | 2:30 – 3:00 |
| 深煎りブレンド | 20 | 300 | 95 | 中挽き(砂糖より少し粗い) | 2:00 – 2:30 |
ポイント:コニカル刃は挽きムラが出やすいので、豆の投入量や挽く時間を調整することで、均一性を高める工夫が必要です。また、抽出時間を見ながら挽き目を微調整しましょう。
コニカル刃を用いたフレンチプレスの例
| 豆の種類 | 豆の量(g) | 水量(ml) | 湯温(℃) | 挽き目 | 抽出時間(分) |
|---|---|---|---|---|---|
| 中煎りブレンド | 30 | 500 | 95 | 粗挽き(粗塩程度) | 4 |
ポイント:フレンチプレスでは、比較的粗挽きが適しています。しかし、粗すぎるとコーヒーの味が薄くなるため、適切な挽き目を探ることが重要です。
失敗例と原因・対処法
- 抽出時間が短い/コーヒーが薄い: 挽き目が粗すぎる、抽出温度が低い、豆の量が少なすぎる可能性があります。挽き目を細かくするか、湯温を上げるか、豆の量を増やしてみましょう。
- 抽出時間が長い/コーヒーが濃い/苦い: 挽き目が細かすぎる、抽出温度が高い、豆の量が多すぎる可能性があります。挽き目を粗くするか、湯温を下げるか、豆の量を減らしてみましょう。
- コーヒーに雑味がある/エグみがある: 抽出温度が高すぎる、抽出時間が長すぎる、豆が古いか酸化している可能性があります。湯温を下げるか、抽出時間を短くするか、新鮮な豆を使用しましょう。
- 挽きムラがある: 豆の量が多すぎる、グラインダーの刃が汚れている、グラインダーの調整が適切でない可能性があります。豆の量を減らす、グラインダーを清掃する、グラインダーの調整を見直しましょう。特にコニカル刃の場合、豆の量に注意しましょう。
3. よくある疑問
Q1. フラット刃とコニカル刃、どちらが良いですか?
A1. どちらが良いかは、使用する抽出方法や好みによります。均一な挽き目を求めるならフラット刃、様々な抽出方法に対応したいならコニカル刃が適しています。初心者には、操作が比較的容易なコニカル刃がおすすめです。
Q2. 粒度調整が難しいのですが、コツはありますか?
A2. 一度に大きく調整するのではなく、少しずつ調整しながら、抽出時間やコーヒーの味を確認していくことが重要です。 また、豆の種類や鮮度によっても最適な粒度は変化するので、試行錯誤を繰り返しながら、自分にとって最適な粒度を見つけることが大切です。
Q3. 手動グラインダーしかありませんが、どうすれば良いですか?
A3. 手動グラインダーでも、十分に美味しいコーヒーを淹れることができます。ただし、一定の挽き目を保つためには、一定の力で挽く練習が必要です。最初は時間がかかりますが、慣れてくると一定の挽き目で挽けるようになります。挽き目の調整は、ハンドルを回す回数で調整します。
カテゴリー:抽出器具・道具

