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アメリカンプレス
1. 全体像と押さえどころ
アメリカンプレスは、シンプルな構造ながら、繊細な味わいを引き出すことができる抽出器具です。フレンチプレスとよく比較されますが、フレンチプレスよりも細かなフィルターを使用することで、よりクリアで雑味の少ないコーヒーを抽出できます。ポイントは、適切な粉砕度と抽出時間です。粗挽きすぎるとコーヒーが薄く、細かすぎると雑味が強く出てしまいます。抽出時間は、コーヒー豆の種類や好みに合わせて調整する必要がありますが、一般的には4分前後が目安です。
アメリカンプレスの最大の魅力は、コーヒー豆本来の風味を最大限に引き出せる点です。ペーパーフィルターを使用しないため、コーヒーオイルや微細な粒子も抽出され、より豊かなコクと香りを味わえます。しかし、その反面、抽出時間を間違えると、雑味やえぐみが強く出てしまうという弱点もあります。中級者の方にとって、この抽出時間の調整が最大の壁となるでしょう。豆の種類や焙煎度合いによって最適な抽出時間は変化しますので、何度か試行錯誤して、自分にとって最適な時間を発見することが重要です。
また、水温の管理も重要です。高すぎる温度では雑味が出やすく、低すぎる温度ではコーヒーの味が薄くなってしまいます。一般的には、90℃~95℃が目安ですが、これも豆の種類や好みに応じて調整する必要があります。さらに、使用後の洗浄も適切に行うことが重要です。金属製のフィルターは、コーヒーオイルがこびりつきやすいので、使用後すぐに洗浄することをおすすめします。
アメリカンプレスの特徴
* ペーパーフィルターを使用しないため、コーヒーオイルや微細な粒子も抽出される。
* 豆本来の風味を最大限に引き出せる。
* 抽出時間と水温の調整が重要。
* 洗浄が容易だが、コーヒーオイルの付着に注意が必要。
中級者がつまずきやすいポイント
* 適切な豆の挽き目の調整:粗すぎると薄く、細かすぎると雑味が出やすい。
* 抽出時間の正確な把握:数秒の違いで味が大きく変わる。
* 水温の管理:高すぎると雑味、低すぎると薄くなる。
* 均一な注湯:偏った注湯は抽出ムラにつながる。
2. 手順・数値・コツ
ここでは、アメリカンプレスで美味しいコーヒーを淹れるための具体的な手順、数値、コツを説明します。
手順
1. お湯を沸かす:90℃~95℃のお湯を用意します。温度計を使うとより正確です。
2. 豆を挽く:中挽き~粗挽きで挽きます。豆の種類によって最適な挽き目は異なります。
3. 豆を投入:アメリカンプレスに挽いた豆を投入します。豆の量は、使用するカップの数と好みに応じて調整します。
4. お湯を注ぐ:ゆっくりと円を描くようにお湯を注ぎ、豆全体を湿らせます。約30秒間蒸らします。
5. 残りの湯を注ぐ:残りの湯をゆっくりと注ぎ、水面が豆全体を覆うようにします。
6. 抽出する:4分間蒸らします。抽出時間は豆の種類や好みに応じて調整します。
7. プレスする:ゆっくりと、一定の速度でプレスします。急激にプレスすると雑味が出やすいです。
8. 注ぐ:ゆっくりとカップに注ぎます。
数値・比率の目安
| 豆の量 | 水量 | 挽き目 | 湯温 | 抽出時間 |
|---|---|---|---|---|
| 30g | 500ml | 中挽き | 93℃ | 4分 |
| 20g | 300ml | 中粗挽き | 92℃ | 3分30秒 |
| 10g | 150ml | 粗挽き | 90℃ | 3分 |
上記はあくまでも目安です。豆の種類、焙煎度合い、好みに合わせて調整してください。
コツ
* 均一に注湯する:コーヒー豆全体に均等にお湯を注ぐことが重要です。
* ゆっくりとプレスする:急激にプレスすると雑味が出やすくなります。
* 抽出時間を正確に測る:タイマーを使用することをおすすめします。
* 使用後の洗浄:使用後すぐに洗浄し、コーヒーオイルの付着を防ぎましょう。
失敗例と対策
* コーヒーが薄い:豆の量が少ない、挽き目が粗すぎる、抽出時間が短いのが原因です。豆の量を増やす、挽き目を細かくする、抽出時間を長くするなどの対策を講じましょう。
* コーヒーが苦い/えぐみがある:挽き目が細かすぎる、抽出時間が長い、湯温が高すぎるのが原因です。挽き目を粗くする、抽出時間を短くする、湯温を下げるなどの対策を講じましょう。
* コーヒーに雑味がある:豆が古いか、抽出が不均一な場合が多いです。新鮮な豆を使用し、均一に注湯し、ゆっくりとプレスすることを心がけましょう。
* コーヒーに酸味が強い:抽出時間が短い、湯温が低すぎる、豆の種類が酸味を強く出すタイプの可能性があります。抽出時間を長くする、湯温を上げる、豆の種類を変えるなどの対策を検討しましょう。 抽出時間を調整する際には、15秒刻みで細かく調整することで、より最適な状態に近づけることができます。
3. よくある疑問
Q1. アメリカンプレスで使う豆の挽き目はどれくらいが適切ですか?
A1. 中挽きから粗挽きが適しています。豆の種類や好みによりますが、中挽きが基本です。あまり細かく挽きすぎると、雑味が出てしまいます。逆に粗すぎると、コーヒーが薄くなってしまうため注意が必要です。
Q2. 抽出時間が長すぎるとどうなるのですか?
A2. 抽出時間が長すぎると、コーヒーに苦味やえぐみが強くなり、雑味が増えてしまいます。抽出時間を守ることが、アメリカンプレスで美味しくコーヒーを淹れるための重要なポイントです。
Q3. ペーパーフィルターがない場合、家庭にあるもので代用できますか?
A3. 家庭にあるもので完全な代用は難しいですが、極細目の金属製の網目のザルなどを使用し、コーヒーの粉が通過しないように注意しながら抽出を試みることはできます。しかし、アメリカンプレスのように綺麗に抽出できるわけではないため、あくまで緊急時の代用として考えてください。本来のアメリカンプレスの風味とは異なる可能性が高いことを理解した上で行いましょう。
カテゴリー:コーヒー辞典

